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「選択の自由」と「全員参加」

上越市内では珍しくないのでしょうが、長女の通う小学校では、学年全員参加でマーチングバンドをします。
もう十四年も前、長男を含む六年生の演奏演技を見たとき、上越出身でない私にとってはただ驚くばかりでした。
毎年それぞれの学年でテーマ曲を決め、すばらしい演奏演技をしてきました。
でも、それを見るたびに心の片隅に気になっていたことがあります。
それは本当に全員参加なのだろうか?
できる児童だけなのではないのだろうか?嫌々している子はいないのだろうか?
もう随分前ですが、ある有名私立幼稚園につとめていた保育士の友から、合奏の発表会の時、音をはずす園児やマイナス面で目立ってしまう園児は当日休ませた り、楽器の音が出ないようにしたりするという話を聞いた事があります。
どうしてもその話が心に残っており、ましては毎年すばらしい演奏演技をしている各学年に疑問を持ったのでした。
これまでに二人の子が小学校を卒業し、三人目が先日マーチングバンドのお披露目発表会をしました。
それは特別な例外を除き、本当に毎年全員参加なのです。
「全員参加」が良いかどうかは、それぞれの判断でしょうが、子どもたちにとって、すばらしい挑戦になっているのも確かなようです。
以前、アメリカの学校の話をしましたが、当時四年生だった長男は、音楽の授業も選択で、お昼休みに合唱の練習をしていたようです。
体育も放課後、学校とは別に有料で希望者だけ行っていました。
「選択の自由」はとても大切なことですが、ホットドックの中身からソースまであれこれと選ぶアメリカ生活は日本的な私にとってちょっと苦痛だったのも確か です。
帰国後「○○セット」を見てホッとしたものです。